ちば
 教育と文化78号


   東日本大震災
 
     〜千葉県からの報告 〜
 この度の大震災により、亡くなられた
方のご冥福をお祈り申し上げますととも
に、被災された皆様とそのご家族の方々
に心よりお見舞申し上げます。

 被災地の一日も早い復興を心より祈念
いたします。

 東北地方の被災・復旧・復興の状況は
日々報道されていますが、本誌『ちば』
は千葉県下における被災の問題を伝える
のが使命と考え、微力ながら特集を組み
ました。少しでも皆様のお役に立てばう
れしく思います。まだまだ網羅しきれて
いない部分が多いと思いますが、これを
機に皆様方からの情報、ご意見をお待ち
しております。
  

  

   表紙:遠藤芙佐子
    グラビア:黒田 勝雄
          保坂 茂夫
    A5判 100ページ


  定価500円(送料180円)
浦安市の液状化の実態と問題点                                 中陣 春夫
震災のあと、浦安から                                        庵原 清子
東日本大震災と私                                       向後 三郎
被災した初任地 飯岡を訪ねて                                 高橋  健
農家を襲った地震と放射能被害                                 森吉 秀樹
埋め立て地の液状化と三番瀬                                  中山 敏則
被災地を訪ねて                                           三井美和香
災害ボランティアを体験して                                    松崎 佐智
福島第1原発事故について思うこと                               木村 忠彦
●300年前房総を襲った巨大地震と津波被害 
 ―元禄16年11月23日未明の災害―     中林 正憲
「稲むらの火」に想う    ―千葉県の津波災害を中心に―                      戸石 四郎
船橋市における アマチュア無線による災害ボランティア                     説田 克志
津波被害をどう防ぐか  ―館山八幡区の取り組みから                    山下 浩己

  

  ◆グラビア◆
     巻頭グラビア     液状化した浦安         撮影: 黒田 勝雄    

             

      巻末グラビア        浦安 ―漁村時代(1959年)―   撮影:  保坂 茂夫

     
               
  
  山本周五郎の「青べか物語」で知られる浦安。
 今から52年前の浦安の浜は、海苔を採る「べか舟」が密集し、磯と漁師の汗のにおいが満ちていた。
  そのような浜も、撮影した前年の1958年には製紙工場廃水事件が起き漁場に大きな被害が出ていた。
 そして、1959年には海の埋め立て計画が発表された。その後、1962年に漁業権の一部放棄が始まり、
 1965年に第1期埋め立て着工、1981年には全部の埋め立て工事が完了する。
  急ピッチですすむ開発は、巨大なレジャーランドと高層マンションを生み出して現在の浦安市となった。
  私が撮影した写真は、急激に変貌し消えていく直前の漁村の風景である。
  東日本大震災は、浦安の街に「液状化」の被害をもたらした。開発優先のずさんな埋め立て工事は、
 砂と水をこの街に噴き出させた。
  「浦安」の市名の由来は、初代の浦安市長(新井甚佐衛門)が「浦(海)やすかれ」との願いをこめて
 名付けたとのことである。
  海と街の安全を願わずにはいられない。
                                   JRP(日本リアリズム写真集団)松戸支部

  ◆特集から◆

    浦安市の液状化の実態と問題点                   中陣 春夫

  液状化被害のまちに
  3月15日行きなれた新浦安駅構内を出て驚いたのは、砂漠のような白い砂塵が舞っているまちの
 姿だった。「浦、安らかなれ」と海に生きてきた町が陸に姿を変えて以来、初めての試練に直面し
 ている。
  市内85%の地域で起きた液状化は、地下から地上に噴出した土砂が約7万立方メートル(幅20m
 深さ1mの50mプールが70個分)にも達した。
  路面の隆起や陥没が起こり、建物や道路を破壊し、 地下に埋められた配管が損傷破裂するなど
 して上下水道施設の半分に被害が出、全世帯の半分に当たる約3万7000戸で断水が続いている
 (3月17日)。ガスも一時停止となり、甚大な被害をこうむった街は大混乱に陥った。「美しかっ
 た街は一変した!」
                                        


    「稲村の火」に想う
     ― 千葉県の津波被害を中心に ―                        戸石 四郎

   はじめに
  2009年3月29日の千葉県知事選挙で森田健作候補が当選した。同候補が、東京都の自民党
 支部長(同年7月離党)として政治活動の資金を集めながら、知事選で「完全無所属」(届出ビラ
 等)を看板に当選したことは、公職選挙法(235条「虚偽事実の公表罪」)、政治資金規正法
 (21条の政治家個人への企業・団体献金禁止)に抵触するとして告訴され、「森田知事の政治責任
 を追及する会」が結成されるなど、その選挙疑惑が大きな問題となった。千葉地検は「嫌疑不十分」
 を理由に不起訴処分としたが(同年9月30日)、県民の疑惑は晴れず、2010年7月の参議院選
 挙直前の知事支持率調査(朝日新聞社、6月27日付)で森田知事不支持率は32%(東京都石原知事
 39%に続くワースト2位)であるなど、県民の不信は払拭されていない。しかし、知事は政治的・
 道義的責任、市民的規範意識が問われる立場にありながら、その地位を利用して県の教育政策に介
 入しており、特異な道徳教育の強制、知事が代表を務める団体の右派教科書の採択強行などが懸念
 されている。
                                   


 

                                
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